クレンジングの乳化とは?やり方や水の量、メリットを紹介!

 

クレンジングを使ってメイクや皮脂を落とすとき、「乳化(にゅうか)」という言葉を聞いたことがある人は多いはずです。しかし具体的にどうやってやるのか、どれだけ水を使えばいいのか、乳化をきちんと行うメリットは何か、意外と知られていません。

正しい乳化は肌への負担を減らし、毛穴の汚れや肌表面の油分を効率よく落とすだけでなく、肌のうるおいを守る重要なプロセスです。

今回は美を提供するシルクドリバーが、クレンジングの乳化とは何かをテーマに実践的なやり方水の量の目安メリット注意点までお届けしていきます。

クレンジングの乳化とは?

乳化とは油性成分水性成分を混ぜ合わせ、均一な乳化状態(ミルキーな乳液状)にするプロセスを指します。クレンジングオイルやバームは油ベースでメイクや皮脂を溶かしますが、そのまま油の状態で流すと肌や毛穴に油膜が残りやすいです。

そこに水を加えて乳化させると、ぬるつきが落ちやすい「乳白色」に変化します。これにより、油に溶け込んだ汚れを水と一緒に洗い流せるようになります。

なぜクレンジングで乳化が必要なの?

メイクや皮脂を「溶かす」だけで満足してしまうと、油性成分が肌表面に残り、毛穴詰まりニキビ、洗い残しによるくすみの原因になります。

乳化によって油分が水に取り込まれると、水で洗い流しやすくなり、肌に必要なうるおいを過度に奪わずに汚れだけを落とすことが可能です。つまり、乳化は「落とす力」と「肌を守る力」の両立に不可欠なテクニックです。

クレンジングの乳化のやり方

続いて、クレンジングの乳化のやり方ステップごとに詳しく見ていきましょう。

クレンジングの乳化のやり方

1.準備とポイント

顔や手をあらかじめ乾いた状態にしておきます。クレンジング剤の種類(オイル、バーム、ミルク、クリーム)によって感触や乳化のしやすさが異なりますが、原則は「乾いた肌にクレンジング→メイクを溶かす→少量の水で乳化→十分にすすぐ」です。使用する水は人肌程度(冷たすぎず熱すぎない温度)がベターです。

2.乾いた手でクレンジングを顔全体にのばす

オイルなら1〜2プッシュバームなら付属スパチュラで数gを取り、顔の中心から外側へと優しくなじませます。

メイクとなじませる時間は30秒〜1分程度を目安に、強くこすらないように手のひらや指の腹で優しく滑らせて油分と汚れを浮かせます。

3.水を少量ずつ加えて乳化させる

ここが最も重要な工程です。顔全体に少量の水を手にとり、クレンジングした部分に数回はたくようにして水を馴染ませます。水を一度に大量にかけるのではなく、少しずつ加えて、クレンジング剤が白く乳白色に変わるまで馴染ませること。乳化が進むとテクスチャーが軽くなり、ぬるぬるした感触が減っていきます。乳化が不十分だと洗い流しが大変になり、肌に油膜が残る原因になります。

4.しっかりとすすぐ

乳化後はぬるま湯で丁寧にすすぎます。温度は人肌からやや温かめが心地よく、毛穴に詰まった汚れを流しやすくします。すすぎ残しは肌トラブルの元になるため、耳の後ろや生え際、フェイスラインも丁寧に流してください。タオルで拭くときはゴシゴシではなく、押さえるようにして水分を取ります

 

クレンジングの乳化における水の量はどれくらい?

乳化に使う水は、最初から大量に使うより少量ずつ加えることが成功のコツです。少量ずつ加えることでクレンジング剤の状態を確認しながら乳化の完了を判断できます。目で見て白く濁ることで乳化の進行が分かります。

水の温度について

温度は人肌〜ぬるま湯が目安です。熱すぎる水は皮脂を過度に落とし、乾燥を招く恐れがあります。実践では手のひらに一度水をとり、その水を顔全体にやさしくばしゃっとではなくはたくようにして乳化させるやり方が安全かつ確実です。

クレンジングの乳化のメリット

続いて、クレンジングの乳化のメリットについて見ていきましょう。

クレンジングの乳化のメリット

1:洗浄残りが減り、肌トラブル予防に繋がる

既にお伝えしたとおり乳化により油分が水性に変わると、油脂に溶けた汚れやメイク残りをしっかり洗い流せるため、毛穴詰まりやニキビ肌のくすみを防げます。特にウォータープルーフのアイメイクや日焼け止め成分は油に溶けやすいため、乳化を省くと落ちきらないことが多いです。

2:肌の潤いを守りやすい

乳化を正しく行うことで、肌に必要な皮脂や角質のバリア成分を過度に奪わず必要な汚れだけを落とせます。強くこすったり、熱湯で洗い流すような行為を避けられるため、乾燥やバリア機能低下のリスクを減らします

3:使用感が良く、すすぎやすい

乳化したクレンジングは洗い流しがスムーズで、すすぎ時間が短くて済むことが多いです。すすぎ残しによる肌のベタつきや不快感を減らせますし、その後の化粧水や美容液の浸透感も向上することが期待できます。

クレンジングの注意点について

敏感肌や極端に乾燥した肌は、乳化の際に使用する水温やクレンジング剤の選択に注意が必要です。低刺激処方や洗い上がりがしっとりするタイプを選び、乳化するときも力を入れず優しく行いましょう。もし赤みや強い刺激を感じたら中止して皮膚科受診を検討します。

製品別の乳化のしやすさと選び方

オイルとバームは乳化しやすく、しっかりとメイクを落とせる反面、処方によっては落ちにくさを感じるものもあります。ミルクやクリームタイプは最初から乳化しやすいものが多く、乾燥肌向けの製品として使いやすいです。

ウォータープルーフメイクを頻繁に使う人はオイルやバームを基本に、敏感肌の人はミルクやジェルを選ぶなど、ライフスタイルと肌質に合わせて選ぶと良いでしょう。

まとめ:クレンジングの乳化とは?やり方や水の量、メリットを紹介!

いかがでしたか?今回の内容としては、
・乳化とは油性のクレンジング剤を水でミルキーに変え、汚れを水で洗い流しやすくするプロセスである
・乾いた顔にクレンジングをなじませ、少量ずつ水を加えて白く乳化するまで馴染ませるのが基本的なやり方
・クレンジングの乳化は、水を少量ずつ温度は人肌〜ぬるま湯が適切
・乳化を丁寧に行うことで洗い残しが減り、毛穴トラブル乾燥を防ぎやすくなる
・敏感肌や乾燥肌は低刺激処方やミルクタイプを選び、力を入れず優しく乳化すること
・製品の種類(オイル/バーム/クリーム/ミルク)と自分のメイク習慣を照らし合わせて最適なクレンジングを選ぶこと
以上の点が重要なポイントでした。乳化は小さな手間ですが、毎日のスキンケア効果に大きく影響します。正しい方法を身につけて、肌を守りながらしっかり汚れを落とす習慣を作りましょう。

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